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男性の育児参加

2010-01-27

「両性類の子育て」で有名なニッセイ基礎研究所 土堤内氏からのメール。
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先日「ワーク・ライフ・バランス」の講演をし、子育ての話もしました。
ちょっと驚いたことに参加者の多くが男性で、企業の人事やCSR担当部署であったことです。
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男性の子育て参加ニーズは高まっていると思う。
私の周りではちょっとした出産ブームの最近。出産適齢期?の男性たちは8割方、
子が出来たら「仕事を減らして子供といる時間を増やしたい」と言う。

ただ、個人レベルになるとそうなのだが、組織レベルになるとなかなか実践する風土は出来上がっておらず、
部下が残業しまくっているのに育児を理由に早帰りなど出来ない、とこれまた口を揃えて言う。(^^)ゞ

ワークライフバランスの講演に男性が多数参加するのは嬉しい現象だが、企業の土壌、
いや、社会のプラットフォームを整えてあげないと、男性の意欲だけが空回りしているのが現実である。
もったいないこと。。。

ナチュラル・ステップ・ジャパン代表 高見さんからは、スウェーデン事情について。
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スウェーデンは主婦のいない国ですので、二人とも仕事を持っています。
男女平等を達成するためには、男性も育児に参加するべきだという考えがあり、
年々男性の育児参加が増えてきています。
今年の統計では、父親が育児休暇を平均34日間とっているそうです。

最近のトレンドは、カップルが1年半の育児休暇を50%50%分けて取ることのようです。
最初の半年が母親、次の半年は半分ずつ、そして最後の半年を父親が取るのです。
私の娘婿も、先週から半年の父親育児休暇に入りました。
彼は、彼の同僚や友人も父親休暇を取っているので別に自分が特別と思っていません。
父親同士でいっしょに乳母車で散歩に出かけたり、
交流をしており育児をエンジョイしています。

スウェーデンの若いパパ、ママは、ワークライフバランスを
取ることが権利のように考えていてスウェーデンも時代が変わったなと頼もしく思っています。
社会のシステムが整ってきてワークライフとバランスが取れるので育児を楽しむ
心の余裕ができるのだと思います。
娘も彼女のパートナーも、心から育児を楽しんでいるのでうれしく思っています。
日本も、できるだけ早く、このようになってほしいと思います。

そのために、私は、日本もシステムを構築し意思決定するポジションに女性がもっといるべきだ思っています。
そのようなことを少し、エコマムさんで発言させていただいております。
http://ecomom.web.infoseek.co.jp/column/sw/sw_007.html

スウェーデンでは、孫は、人生のデザートだとか生クリームだとか言う表現をします。
私も孫の育児を楽しんでいます。
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風土や雰囲気作りにはシステム構築が最短距離なので、
日本の企業たちに期待したいところ。

うちも率先して男性用育児休業制度を導入したいのだが、
残念ながら当社では男子が絶滅している最近です。はい。(^_^;)?


鈴木敦子 ■admin ■comments (0)

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