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義捐活動経過報告

2011.
03.29

皆様から頂いた義捐活動協力の経過報告が更新されています。
http://www.facebook.com/kyukancho?sk=wall

また、自衛隊経由で届けられたものについては、以下のような受領書を頂いていますので
併せてご報告いたします。

防衛省 物資受領証


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義捐金および義捐物資の募集

2011.
03.18

認定NPO法人環境リレーションズ研究所では、東北関東大震災に対するボラン
ティア受け入れ要請をはじめとする支援の申し入れを多数頂いておりますが、
第一弾として

1.義捐金の申し受け
2.義捐物資の申し受け

を開始しました。

未だ被災地は混乱の極みにあり、現地へのアクセス手段を模索していましたが、
以下二つの協働体制により確実な物流ルートが確保されましたので、実施するこ
ととします。

「1.義捐金の申し受け」については、
義捐金をすべて「パンの缶詰」に換えて自衛隊経由で現地までお届けするという、
社団法人 関東ニュービジネス協議会の有志による 「一刻も早く被災地にパンの
缶詰を送る活動
」http://eba-er.jugem.jp/?eid=205の窓口を引き受ける形で、
進めます。

「2.義捐物資の申し受け」については、
宮城県石巻工場を中心に今般の大震災による甚大な被害を受けた日本製紙グルー
プが、被災した自社従業員への救援と並行して進めている、「被災地支援のため
の物資供給」活動に協力させていただく形で、進めます。

※以上2団体は、いずれも個別の相談窓口は設置しておりません。
【本件に関するお問い合わせ先】
認定NPO法人環境リレーションズ研究所mail:information@env-r.com
TEL:03-5283-8143 FAX:03-3296-8656(平日10:00~18:00)

1.については「資金の振り込み」ですが、
2.については、現在関東エリアでは物品調達が困難であるため、直接「避難所
で所望されている現物」そのものをご自身で手配いただき、当所事務所までお送
りいただく形を取りますので、お間違えの無いようお願い申し上げます。

手続き等詳細は、こちらのwebサイトにてご確認ください。
1.義捐金の申し受け
2.義捐物資の申し受け

皆様からのご協力の結果は、都度速やかに当所webサイトにて公開していきます。

被災地が一日も早く復興するよう、引き続き我々もできる限りのことを実践して
いきたいと思っております。

なお、ボランティア受け入れについては、アクセスルートが確立されていないた
め、今暫く申し受けはいたしませんのでご理解ください。


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被災経験者からアドバイス

2011.
03.16

阪神淡路大震災の被災経験者から具体的アドバイスをいただきましたので、そのまま転載します。

===以下転載===
・阪神大震災で最後に最大に悲惨に襲った災害は、「治安悪化」による「人災」です。
一人でいる人は、最寄りの知り合いと小さくても良いのでコミュニティを作りましょう。

・避難した女性の方。絶対に一人で公衆トイレに行かないで。便乗する性犯罪者
がいます。常に誰かと行動して、トイレも二人以上でいくようにしてください。

・赤ちゃんがいる方。赤ちゃんの頭にタオルでも何でもいいので、
クッションになるようなものを置いてください。阪神大震災で、テレビが飛んできて
死亡した乳児がいました。

・電話の使用は極力避けてください!非常の為の119番や110番がかかりづ
らくなっています。

・地震が起こったら、必ず窓を開けてください。そして、家にいる人は、水道が
止まる前に、お風呂に水をためてください。まだ、電気が通じる人は、ご飯を炊
いてください。

・停電をした地域は、必ずブレーカーを全て落としてください。
また避難する際も絶対にブレーカー落としてください。
送電時に火災になって家が燃えてしまいます。停電から復旧した瞬間ショート
して火災というケースも多いようですので、停電してても落としてください。
通電されたら小さなブレーカーを一つづつ入れて下さい。
漏電ブレーカーが落ちるようでしたら、無理に入れず、電気事業者等に連絡をとっ
て下さい。

・ガスの元栓をしめてください。ガスが充満すると静電気だけで大爆発が起こります。

・断水の可能性がありますので、お風呂に水をためてください。
飲料水の確保もお忘れなく。ネットが使えるうちに自分の住んでる地区の
避難場所を確認してください。

・足元数十センチの津波でも足をすくわれ一気に沖合まで流されます。
絶対に見物などには行かないようにしてください。

・室内に居る時も、履物の確保をしてください。ガラスの破片で足を怪我すると、
命取りです。

・避難する時は、雑誌を頭に載せてタオルやシャツで包むだけでも簡易
ヘルメットになります。おなじように足に巻けば、履物になります。

・パニックになったら周りもパニックになるからしゃがんで「落ち着いて!」と
叫ぶ。

・ストッキング履いてる女性はできるだけ脱ぐ。火傷したら広がるから。

・あとナプキンがいい止血帯になるから覚えておいてください。

・安否確認はダイアル171! 
  できるだけ安否確認で電話は使わないで! 
  救急ダイアルが混乱するから。

・あったらいいもの お金 水 ペンライト お菓子 携帯 応急セット
 ハンカチ ティッシュ 毛布
===


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サービス業の生産性?

2011.
03.02

成熟した日本において期待はサービス産業だ、だからもっとサービス産業の労働
生産性を上げなければならない!

という学者先生達の話をよく耳にする。

先日、当社で農商工連携の認定を受けた。
http://ebagency.jugem.jp/?eid=25
都市部でも生態系保全に寄与しうるビジネスモデルを展開しようという目論見
である。

農商工連携とは、「農林漁業者と中小企業者が共同で行う新たな商品やサービス
の開発等に係る計画について国が認定を行い、この計画に基づく事業に対し、補
助金、政府系金融機関による低利融資、信用保証の特例等の支援を行うことによ
り、農林漁業と商工業等の産業間連携を強化して地域経済を活性化する取り組み
(中小企業基盤整備機構資料より)」とあり、農と商工業中小企業が連携するこ
とにより、新需要の開拓や新商品開発を実施し地域経済活性を促そうとするもの。
具体的には、連携事業体の取り組む新事業に対して、補助や、低利融資、信用保
証等の支援策が提供される。

構想としては非常によいものだと思う。連携により新たな発想を取り入れ、ユニー
クな事業開拓を行おうとするのは、正攻法のひとつだ。

うちはこの中で、まさに新需要開拓にかかわる始動部分を担当するスキームなの
だが、認定に向けた計画をつめていく段階で、連携構想が絵に描いた餅であるこ
とに気づかされた。

事業化に向けたテスト販売やマーケティングリサーチを実施するための支援策は、
認定当事者には出ないという。(^_^;)?

所轄する経済産業省関東経済産業局曰く、
「制度設計時に想定していた”商業”とは、中小小売店であるため、自らマーケ
ティングにかかわる施策を実施することは想定していない。新事業のためのパン
フレットを作るとかホームページを立ち上げるとかを想定しているので、マーケ
ティングリサーチに代表される人件費としか認識できないようなソフト部分につ
いてのコストは、外注として認定当事者以外に丸投げした場合にしか支援されな
い」
と。。。

なんと馬鹿な話。
政策当局がこの程度の理解だから、日本のサービス産業の生産性は上がるわけも
ない。人が生み出す知恵やノウハウに対して、まったく価値を感じていない。
情けないこと極まりない。


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