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eco japan cupイベント ライヴ中継

2010.
12.09

明日、12月10日に開催されるeco japan cup表彰式の模様と、以下、今日か
ら始まるエコプロダクツ展会場内ブースでの関連トークショーが、Ustreamでラ
イヴ中継
されます!

Ustreamサイトで「eco japan cup 2010」と検索すれば、すべての番組が上がっ
てきます。受賞者たちはもちろん、環境業界でのVIPたちも勢ぞろいしています
ので、ぜひご覧ください!(^^)v

<エコプロダクツ展内会場:eco japan cup ブース特設ステージ>

12月9日(木)

●トークショー(1):11:00~12:45(105分)

 SHIFT!ソーシャル・ファイナンスから始まるグリーンエコノミー

 <基調講演> 
  末吉 竹二郎氏(環境計画・金融イニシアティブ 特別顧問/ejc2010実行委員長)

 <パネルディスカッション>
 ・パネリスト
  末吉 竹二郎氏(環境計画・金融イニシアティブ 特別顧問/ejc2010実行委員長)
  勝本 健治氏 (株式会社 三井住友銀行 法人マーケティング部 上席推進役)
  土谷 和之氏 (合同会社 ARUN)
  寺澤 美帆氏 (A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト)

 ・パネルコーディネーター
  三本 裕子  (A SEED JAPAN 理事 環境ビジネスウィメン4期)

●ビジネス部門 受賞者の発表:13:00~14:30

 環境ビジネスアワード&環境ビジネスベンチャーオープン受賞者の発表

●トークショー(2):14:30~15:30(60分)

 目指せ賞金100万円 カルチャー部門応募のコツ

 <モデレータートーク>
  野村秀之(株式会社博報堂 ソーシャルビジネス局)

 <2007エコミュージック準グランプリ受賞者演奏>
 「ガーベッジマン」EgoColo
 (eco japan cup 2007カルチャー部門エコミュージック準グランプリ受賞)

 <対談&即興演奏会>
  EgoColo(eco japan cup 2007カルチャー部門エコミュージック準グランプリ受賞)
  野村秀之(株式会社博報堂 ソーシャルビジネス局)

●カルチャー部門 受賞者の発表:15:30~17:00

 エコミュージック受賞者の発表&コンサート

12月10日(金)

●トークショー(3):11:00~12:45(105分)

 あなたのケータイと野生のゴリラの意外な関係?!
 ~ケータイから考えるリサイクル・生物多様性~

 <基調講演>
  羽仁 カンタ氏(FLAT SPACE 代表/A SEED JAPAN)

 <パネルディスカッション>
 ・パネリスト
  羽仁 カンタ氏(FLAT SPACE 代表/A SEED JAPAN)
  足立 直樹氏(株式会社 レスポンスアビリティ 代表取締役)
  森下 聡氏(環境省 リサイクル推進室長)

 ・パネルコーディネーター
  三本 裕子  (A SEED JAPAN 理事 環境ビジネスウィメン4期)

●トークショー(4):13:00~16:30(210分)

 ライフスタイル部門 エコトーク
 エコチャレンジ!地域から発信する持続可能な社会「市民が創る環境のまち“元気大賞”」

 <トークゲスト>
 木内 孝氏(サステナビリティ日本フォーラム理事)
 松田 美夜子氏(生活環境評論家・前原子力委員)

 <エコチャレンジ!受賞者の発表> 
  
 <市民が創る環境のまち”元気大賞2010”受賞者の発表&トーク>
 
 ・モデレーター
  鬼沢 良子(NPO法人 持続可能な社会をつくる元気ネット事務局長)

●ライフスタイル部門 受賞者発表

 エコトーク 
 エコチャレンジ! 地域から発信する持続可能な社会「市民が創る環境のまち“元気大賞”」

 ※ライフスタイルの受賞者の発表は、トークショー(4)の中で行います。

12月11日(土)

トークショー(5):10:30~11:45(75分)
 新たな公共に向けた、事業仕分けならぬ『事業仕込み!』第1弾

 <基調トーク>
  善養寺幸子氏(環境ビジネスウィメン1期)&鈴木敦子氏(環境ビジネスウィメン1期)

 <パネルディスカッション>
 ・パネリスト:
  田島 一成氏(衆議院議員/元環境副大臣)
  安念 潤司氏(事業仕分け人/中央大学法科大学院/弁護士)
  福嶋 慶三氏(環境省 大臣官房会計課)
  善養寺 幸子氏(株式会社エコエナジーラボ/環境ビジネスウィメン事務局長)
  鈴木 敦子氏(株式会社環境ビジネスエージェンシー/環境ビジネスウィメンejc担当)

 ・パネルコーディネーター
  崎田 裕子氏(環境ビジネスウィメン代表理事)

トークショー(6):11:45~13:00(75分)

 官庁横串タスクフォースどうつくる? エコビジネスを見つけ、育てるコンテスト『eco japan cup』応援トーク

 <eco japan cup 応援トーク>

 <ポリシー部門受賞者の発表>

 ポリシー部門受賞者の発表を聞きながら、政策実現のための官庁横串タスクフォースの在り方や
 官民恊働の在り方など、エコジャパンカップの取組みなども紹介し、トークを行う。

 ・トークゲスト
  加藤 久喜 氏(国土交通省総合政策局環境政策課長/ejc実行委員)
  小松 恭和 氏(総務省地域力創造グループ地域政策課 理事官/ejc実行委員代理)
  西郷 正道 氏(農林水産省バイオマス課長/ejc実行委員)
  正田 寛 氏(環境省総合政策局環境計画課長/ejc実行委員)
  村田 有 氏(経済産業省環境政策課環境調和産業推進室 室長/ejc実行委員)

 ・パネルコーディネーター
  鈴木敦子(環境ビジネスウィメン理事 ejc担当)

●ポリシー部門 受賞者の発表:11:45~13:00

 環境ニューディール政策提言受賞者の発表&ゲストトーク

 ※ポリシー部門の受賞者発表は、トークショー(6)の中で行います。

●カルチャー部門 受賞者の発表:13:00~15:00

 エコデザイン・コミュニケーション受賞者の発表

●トークショー(7):15:00~16:30(90分)

 2020年のテレビ番組を考えよう ~メディアと市民の情報発信を通じた環境貢献~

 <基調講演>
  薗田 綾子氏(株式会社クレアン 代表取締役/環境ビジネスウィメン1期)
 
 <パネルディスカッション>
 ・パネリスト
  魚住 葉子氏(フォト・ジャーナリズム誌 「DAYS JAPAN」)
  川延 昌弘氏(博報堂DYメディアパートナーズアカウント戦略室メディアプロデューサー)
  鈴木 秀和氏(A SEED JAPAN メディアCSRプロジェクト担当理事)
  松本 達也氏(株式会社 TBSテレビ 総務局CSR推進部)

 ・パネルコーディネーター
  薗田 綾子氏(株式会社クレアン 代表取締役 / 環境ビジネスウィメン)


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地域活動の「担い手不足」解消に向けて

2010.
12.02

「新しい公共」への指向が強まる一方で、その担い手が不足しているという厳し
い現実がある。その対策について討論する機会があったので、論点を整理してみ
る。

1.活動団体は、人材の若返りを図ろうとしているが、学生をはじめとする若年
層は「国際貢献」と「環境問題」には興味があるが福祉等それ以外への興味は低
いのでは?

=>確かに、環境活動団体などを運営していると、人材募集には苦労しないが、
いざ採用した後の定着率は低い。活動テーマ(うちの場合、環境)の上っ面だけ
に興味を持っているだけだと思う。所詮「興味の深さ」では、環境も国際貢献も
福祉も同じレベル。

2.活動団体は、即戦力を求めるが、担い手候補者(団体への参加意向のある層)
たちは適切な指導、育成が必要な人たちが多い?

=>そう思う。特に市民団体は財務基盤が弱いところが圧倒的多数なので、即戦
力以外にコストはかけられないのだと思う。新しい公共を本気で浸透させるには、
今の日本の税制では無理がある。NPO等の法人としての税制上メリットがほとん
ど得られない。
一方、組織の経営スキル、ノウハウを持たない団体も多く、この手の団体は、社
会保障制度や労基法上の最低限の義務すらも負わなくて当たり前のような甘えを
持っているので、これらの経営高度化が必須。

3.新しい公共の担い手として、今の若年層は?

=>二極化している。やたら安定志向に偏る層が増えているのは残念だが、早い
うちに目標を見つけて、これに向かって突き進んでいる人たちはすごく頼もしい。
私などよりも実行力ある若い人達もいっぱい居る。
だから、早い内に目標を見つけさせる社会の仕組みがとても大事なのだと思って
いる。興味の対象、得意分野を自身で見極められる基盤作りが重要。

4.若い世代が生涯にわたって、新しい公共のために活動し続けるためには何が
必要か?

=>活動団体側の経営基盤強化、そのための財務体質の強化、そのためには税制
の見直しが必要。一方、人材側には本人も気づいていない活動ニーズが少なくな
いはずだから、これを喚起する仕組み、たとえば、一定の強制活動期間を設ける
とか、お試し活動の場作り等も有効。

5.行政に注力してほしい市民活動活性化のための施策は?

=>税制措置と、優良なNPOのスクリーニング。人材が安心して飛び込める優良
な団体、かつ優良な活動を継続的に担い得る団体の選別が重要。十把一絡げでし
か見られないのが団体の組織としての成長の阻害にもなっている。

というようなことをお話しした。

人材の問題は永遠のテーマだが、今特に懸念しているのは、「得意」や「大好き」
を早く見つけさせ、その「向き」「不向き」を早めに自ら判定させる社会風土が
崩れていること。

必要以上に競争を回避させ、体力でも知力でも勝ち負けを決着させない謎な風潮
が目に付く。
そういう生ぬるい風土で育った人たちが履き違えた安定志向に走るのだと思う。


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