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東日本大震災から10年の節目に
3.11、復興10周年事業への協力のため要急の案件があり、福島県広野町へ。
タイミング良く、二ツ沼総合公園内のパークギャラリーでは、東日本大震災・原発事故アーカイブ展がスタートしていたので立ち寄りました。
10年間の軌跡を改めて垣間見、本当に長い時間を掛けてもの凄く頑張った末、やっと9割の帰還を達成したのだと、その努力を想像して心から感動しました。一方で、この町の北にはまだまだこれから同じような時間軸を辿らなければ、復興がままならない地域が広がっていることを、改めて重く受け止めました。
10年の節目や脱炭素の潮流などにより、原発への関心がいつも以上に高まる中、賛否両方から徹底的に議論を尽くすべきだと思いますが、絶対に忘れてはならないのが、ひとたび事故が起これば、これだけの長い時間これだけの広い地域で、沢山の人たちに苦労を強いるのが原発だということ。そして、行き場の無い廃棄物がたまり続けていくということ。
ベースロード電源をこの地に頼ってきた首都圏民として、襟を正す思いです。
帰り際、プレゼントツリー協働者・NPO広野わいわいプロジェクトの磯辺事務局長から、町の新たな交流拠点「ぷらっとあっと」をご案内いただきました。駅前で便利な明るく素敵なスペース♪
3.11のイベント時には時間が足らず叶いませんが、その次の機会にはここで色々な立場の方々とそんな議論もしたいなあ、などと思ったりも。
帰宅が遅くなってしまったので夕食代わりに?!お土産に頂いたみかんジュースを頂いたら、その美味しいこと!
「春を告げる町の象徴なのに、みかんにセシウムが出て出荷できなかったんですよ。」
根本理事長@わいわいプロジェクトが寂しそうに話されていたのがつい最近のような気がしていましたが、定量下限値未満になって久しく、兎に角嬉しく!なにより美味い!(^^)
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