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念願の宮脇昭先生とのコラボ♪

2011-10-05

PresentTreeをスタートしたのが、2005年1月。第一号は、インドネシアはカリマ
ンタン島の焼失地の森林再生。国内でやりたくとも、なかなかPresentTreeのコ
ンセプトや意義が理解されず、候補地と協働先が見つからなかった。

特に、日本林業の構造上の問題から事業として立ちゆかなくなってしまい、結果
放置されている山々を再生させるために、新しい森林経営の在り方として
PresentTreeを導入したかった。

となると、従来通りの針葉樹林を人手やコストの問題をなんとかクリアにして維
持管理し続けるだけでなく、いずれ管理がいらなくなるであろう広葉樹を新たに
植える、という発想に行き着く。長い年月を経た後の材として投資回収を見込む
のでは無く、植えられた広葉樹そのものに新しい価値を付加し、早めに維持管理
費を捻出、その後なるべく人手やコストをかけずとも自立しうる森創りを行うの
である。その緒として「冠婚葬祭の記念樹」という、現段階のPresentTreeのス
キームがある。

国内で本格的な広葉樹造林を考えたとき、その専門家が居なくて困った。林業の
専門家はいわずもがな針葉樹が専ら。広葉樹の人工造林を精力的に展開している
のは、当時も今も横浜国大の宮脇昭教授くらいだ。

宮脇先生のことを聞き、ツテの無かった当時の私はお手紙を書いた。
PresentTreeのコンセプトや構想をぎっちり書き綴り、それらは宮脇氏の考え方
に相通ずるところがあるので、きっと受け入れられるに違いない、手伝って戴け
るに違いない!と期待しつつ。。。

待てど暮らせどお返事は無く、メールや電話で催促してもなしのつぶて。(^_^;)?

その後PresentTreeプロジェクトは紆余曲折ありながらも、土地土地の森林組合
や、北海道大学をはじめとする林学のご専門方の協力を仰ぎながら、事業そのも
のは順調に進んできたので、宮脇先生との協働のことも諦めかけて、というか、
なんとなく忘れかけていたというのが実情だったのだが。。。

昨年11月、環境カウンセラーの定期セミナーがあり、その基調講演が宮脇先生だ
というので出席してみた。そんな昔のラブレターのフィードバックが無かったこ
との恨みだけでも伝えたいと?!、講演後に廊下でお呼び止めし、その旨タラタ
ラとまくしたてたら、、、

なんと、ご本人にはまったく届いていなかったという。(^^ゞ
まあ、世界を飛び回っている方なのでお忙しいのでしょう。良くあることなのか
もしれない、と気を取り直し、改めてアタックしたら、今回の「PresentTree
for 湘南国際村めぐりの森」の実現にこぎ着けたわけです。なんと、あしかけ7
年!願いは叶うモノですね。(^^)

ということで、恨み節のように長くなりましたが、宮脇先生との念願のコラボレー
ション「世紀をめぐる森創り」がスタートします♪
是非、忍耐強い、というか、しぶとい私へのエールも含め?!多くの方々にご参加
戴きたい、新しいPresentTreeです。

第1回目の植栽イベントの様子はこちら。
http://presenttree.jugem.jp/?eid=76

このイベントにはちびっこたちが参加、PresentTreeのオフィシャルアーティス
トである「Kinpro(キンプロ)」さんに協力戴き、「PresentTree for めぐりの
森」をイメージした切り絵を子供達が制作してくれました。
それがリーフレットの表紙を飾っています。(^^)v
http://presenttree.jugem.jp/?eid=79


鈴木敦子 ■admin ■comments (0)

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