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表現力

2010-10-14

先週、「ミナマタ エコツーリズム宣言」に参加してきた。前後の予定が詰まっ
ていたのですべては聞けなかったが、来賓には環境大臣以下そうそうたるメンバー
たちが集まり、皆気合の入ったプレゼンをしていた。

そんな中で、きらりと光っていたのが、

「アカテガニは普段は陸で生活しているが、大潮の夜、満潮の時間に合わせてメ
スが産卵のため海岸に来る。海と森がつながっていないと生きていけない生き物。
人間も本来そうだった。水俣は今でも海と森がつながっている。」

との水俣自然学校の紹介の際のフレーズ。刺さった。(^_^)

プレゼンターは水俣自然学校の小里さん。この人の表現力にはいつも感心させら
れる。

うちは、ことばの表現力を視覚で補完する。
森林再生事業の一環である、「環の箸」プロジェクトでは、書家の宇佐美志都さん
に揮毫いただいた。

彼女の文字の表現力もこれまた絶品。

先日も、彼女の書がCOP10名誉大使のMISIAさん経由で国連事務局に寄
贈されていた。
http://www.unmultimedia.org/tv/webcast/2010/09/press-conference-by-the-convention-on-biological-diversity-cbd.html

どんなに立派な講演などでも、一月経つと8割の人は忘れるという。主催する事
務局担当者ですら覚えていないとか。(^_^;)?

琴線に触れるべく表現力の切磋琢磨がプロジェクトの成否を左右する。


鈴木敦子 ■admin ■comments (1)

  1. 「ミナマタ エコツーリズム宣言」へのご参加、ありがとうございました。一昨日は水俣で「みなまた環境まちづくり研究会」があり、様々な分野の専門家と一緒にこれからの水俣の環境政策を考えることが始まりました。課題は、まちづくりの主役である市民が議論し、汗を流して一緒に取り組む場の創造です。そのどちらも一緒にやらなければ水俣のGNH(総幸福量)は上がらないのでは、と危惧しています。水俣の再生の表現力が問われていますね。

    コメント by 魚付き林の案内人 — 2010年10月27日 @ 12:50 AM

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