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孫と曾孫の距離に環境問題を思う
2010-01-07
親族の新春会食があった。義母にとって孫であるうちの子供と、曾孫である「初
孫の子供」がどちらも2009年生まれのゼロ歳。(^_^;)?
二人とも老人にとっては可愛い盛り、のはず。。。
ところが、彼女ははっきりと言う。「曾孫になると興味がなくなる」と。
彼女は初孫のことを溺愛していたそうだ。その子供なのに、である。
一方、うちの子を溺愛してくれている。多少は私への気遣いもあるかもしれないが、
それを差っ引いても明らかな溺愛ぶり。
この手の話は良く聞く。孫への愛情は強いが曾孫以降は情が薄まる、という具合の話。
同居していても状況は変わらないと言うから、物理的な問題ではなく、
遺伝子レベルで組み込まれたメカニズムのようだ。
だから、今時の環境問題を「未来の子供たちのために」などという理想論で語っても効かないのである。
温暖化対策にしても生物多様性保全にしても時間軸が長すぎる。100年先の話を大真面目にする。
頭ではわかっていても、そんな先の心配などとても共有できない。
一般生活者が未来を気遣うのは、子とせいぜい孫の時代まで。
だから、日常生活に馴染みのある参加機会を提供し続けること、
共感を醸成し続けることが、大衆のエコアクションには必須なのである。
■鈴木敦子 ■admin ■comments (0)
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