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このままでいいのか、日本!政策は国民自ら考えるものである。

2012-10-03

先般行った、環境ビジネスウィメンの毎年恒例シンポジウム、
「参加型社会・官民の連携、協働のあり方を考えよう。」~新しい公共とはどうあるべきなのか~

の動画がアップされていたことに、今頃気付いた。(^_^;)?
http://www.ustream.tv/recorded/24923602#./24923602

このシンポでは「成熟社会の経済学」の著者である、大阪大学フェローの小野善康先生や、
「談合の経済学 日本的調達システムの歴史と論理」の著者で東京大学教授の武田晴人
先生をはじめ、霞ヶ関からは「新しい公共」や「協働」施策を古くから担当している行政マン、
そして民主、自民、公明、みんなの党から議員の方々に登壇戴き、

「疲弊した現在のニッポン社会を立ち直らせるためには、官民連携をすべきであ
り、その連携の姿はどうあるべきか?」

について、討論した。

小野先生:
社会は変わっているのに昔のセオリーがまかり通っているのがおかしい。現在は、発展途上
時代の日本に比べて、生産能力が余りに大きくなりすぎてしまい、需要不足。あまった生産
能力・ヒトをどこにどのように使っていくのか?が重要で、その目的となるのが「国民の生活の
質を最大限にするため」である。これを考えるのが本当の経済学。

武田先生:
公共調達をどうするか?=復興事業をどうするか?これは、金銭的な効率だけを考えるのでは
なく、「質」を問うべき。但し、今の調達制度では「質」を評価できていないのが現状。
現在運用されている「会計法」は18世紀のヨーロッパの残骸。これに拠る入札制度には限界が
ある。では、どうすればよいのか?
1.企画提案の段階での協働行為
2.受注の協働行為
3.「収益を生まない事業」として民に受け入れさせる仕組み
が必要である。

民主党・逢坂誠二氏:
なぜ「新しい公共」が必要なのか?しっかり原点を確認しないと方向を間違う。
「官より安く=新しい公共」なのではない。その側面も一部あるが、「官より提供するサービスが
向上する」ことが第一目的である。
ニセコ町長時代の経験として、図書館の維持管理を地元のママ達に委託した際、議会からは
不透明で非効率だと批判が出たが、これを説得した。
本が好きで、この図書館を必要とする人たちに企画から入って貰い、その結果、管理も委託した
ことによって、良いものが出来ないわけは無い!という自信があったから出来たこと。

等々のやりとり。いやあ、逢坂さんの明快な発言に脱帽。こちらの思いを代弁してくれたかの
ようにスカッとしました!(^^)v

私としては、

しっかりとした目的の下に、イレギュラーな発注や協働を行い、周囲から不透明だと批判され
ながらも、これを説得し、結果を出して社会を納得させた公人を褒め称える制度

が何よりの特効薬だと思う。整えるのが難しいけれど。。。

兎に角、かなり実のある・見応えあるシンポジウムとなっているので、是非ご覧ください!


鈴木敦子 ■admin ■comments (0)

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