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初の試み!indoor里山!
「里山の再生~有効活用の必要性」の普及啓発のため、里山に眠ったまま忘れ去られている「在来種の種=シードバンク」から育てたグリーンを、様々なシーンで置いて頂く意義についてご説明させて頂いています。
そのような中、よくご相談を受けるのが「室内で観葉植物替わりに置けますか?」というもの。従来は、ずっと「室内はお勧めしません」とお応えしていたのですが、、、、
企業や団体での「ミニ里山BONSAIづくり」のワークショップが回を重ねる内に、ご自身の創った小さな里山をデスクの上で育てる方が増えており、その里山BONSAI達がどれも立派に美しく育っているのを見るに付け、「時々外に出して光と風に当てれば大丈夫かも」との認識に至りました。
写真:左)当社の会議テーブルの里山BONSAI、右)ワークショップの様子、下)約1年半デスクで育ったミニ里山
そこで、本格的な実験へのご協力に名乗りを上げて下さったのが、京橋は東京スクエアガーデン6階の「シティラボ東京」さん。「indoor里山」を設置させて頂き、室内環境でもしっかり育つのか?実験中です!
この実験は、ランドスケープデザインや都市・建築のサステイナビリティに関するコンサルティングで有名な(株)ヴォンエルフの取締役、永積 紀子さんに御指導頂きながら進めております。
8月に設置し始めて約半年が経とうとしていますが、今のところ大きな問題点は無さそうで、シティラボ東京のアーバニストの皆様の心のこもったお世話により、とてもすくすく育っています。
写真:シティラボ東京でのindoor里山の様子
オフィスワーカーの生産性向上と、心身の健康への配慮は喫緊の課題であり、様々な調査データの裏付けにより、オフィス空間の質が労働の質を左右するといわれ始めています。そのような中、オフィスにおける「バイオフィリックデザイン※」への期待が高まっています。
人の健康やウェルビーイングと執務空間との関係を規定する第三者評価制度であるWELL Building Standard(WELL)でも、心の健康を向上させるためのバイオフィリックデザインが評価に含まれています。
indoor里山は、室内のバイオフィリックデザインに、我々日本人が古くから慣れ親しんだ日本の里山に自生するトレーサビリティが確保された苗と、国産材による器を取り入れるものです。さらに、オフィスワーカーと里山保全活動を繋げることで、環境保全と健康の向上に寄与します。WELLでは、寛大な行動やボランティア活動が、健康とウェルネスに好影響をもたらすと結論付けており、「こころ」の評価のカテゴリーの加点項目96「利他的行為」では、ボランティア活動への参加や慈善団体への寄付を評価しています。
さらに、このindoor里山は、室内のバイオフィリアと、里山保全活動を合わせてご提案することで、SDGsへの取り組みも応援します。
お近くにお越しの際には、是非シティラボ東京にお立ち寄り下さい。
※バイオフィリック・デザインとは、自然を感じられる環境を、建築やインテリアで再現する取り組みのこと
写真:上)シティラボ東京・アーバニストの方と打合わせするアーバン・シードバンク事務局・石森
下)ヒサカキにカイガラムシが付いてしまったため一部入れ替え
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