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地域活動の「担い手不足」解消に向けて
12.02
「新しい公共」への指向が強まる一方で、その担い手が不足しているという厳し
い現実がある。その対策について討論する機会があったので、論点を整理してみ
る。
1.活動団体は、人材の若返りを図ろうとしているが、学生をはじめとする若年
層は「国際貢献」と「環境問題」には興味があるが福祉等それ以外への興味は低
いのでは?
=>確かに、環境活動団体などを運営していると、人材募集には苦労しないが、
いざ採用した後の定着率は低い。活動テーマ(うちの場合、環境)の上っ面だけ
に興味を持っているだけだと思う。所詮「興味の深さ」では、環境も国際貢献も
福祉も同じレベル。
2.活動団体は、即戦力を求めるが、担い手候補者(団体への参加意向のある層)
たちは適切な指導、育成が必要な人たちが多い?
=>そう思う。特に市民団体は財務基盤が弱いところが圧倒的多数なので、即戦
力以外にコストはかけられないのだと思う。新しい公共を本気で浸透させるには、
今の日本の税制では無理がある。NPO等の法人としての税制上メリットがほとん
ど得られない。
一方、組織の経営スキル、ノウハウを持たない団体も多く、この手の団体は、社
会保障制度や労基法上の最低限の義務すらも負わなくて当たり前のような甘えを
持っているので、これらの経営高度化が必須。
3.新しい公共の担い手として、今の若年層は?
=>二極化している。やたら安定志向に偏る層が増えているのは残念だが、早い
うちに目標を見つけて、これに向かって突き進んでいる人たちはすごく頼もしい。
私などよりも実行力ある若い人達もいっぱい居る。
だから、早い内に目標を見つけさせる社会の仕組みがとても大事なのだと思って
いる。興味の対象、得意分野を自身で見極められる基盤作りが重要。
4.若い世代が生涯にわたって、新しい公共のために活動し続けるためには何が
必要か?
=>活動団体側の経営基盤強化、そのための財務体質の強化、そのためには税制
の見直しが必要。一方、人材側には本人も気づいていない活動ニーズが少なくな
いはずだから、これを喚起する仕組み、たとえば、一定の強制活動期間を設ける
とか、お試し活動の場作り等も有効。
5.行政に注力してほしい市民活動活性化のための施策は?
=>税制措置と、優良なNPOのスクリーニング。人材が安心して飛び込める優良
な団体、かつ優良な活動を継続的に担い得る団体の選別が重要。十把一絡げでし
か見られないのが団体の組織としての成長の阻害にもなっている。
というようなことをお話しした。
人材の問題は永遠のテーマだが、今特に懸念しているのは、「得意」や「大好き」
を早く見つけさせ、その「向き」「不向き」を早めに自ら判定させる社会風土が
崩れていること。
必要以上に競争を回避させ、体力でも知力でも勝ち負けを決着させない謎な風潮
が目に付く。
そういう生ぬるい風土で育った人たちが履き違えた安定志向に走るのだと思う。
森が「始めの一歩」 そこからの正しい道しるべを期待
10.29
環境問題を突き詰めれば、必ずや矛盾に突き当たる。
緊急度からすると「食」や「安全」には敵わないし、時間軸で見ると他のテーマ
とは比べ物にならない長期スパンで捉える必要があり、25年先などは序の口、
100年1000年先の話まで当たり前のように視野に入れないとならない。
食と安全を確保することは政策の基本中の基本であり、とすると人間の命が一番
大事だというスタンスなのだが、方や地球史レベルの雄大な時間軸で捉えた環境
政策ならば、人類など存在しなければ、少なくとも今問題となっている環境問題
はクリアになる。(^^)ゞ
森林再生を語るとき、必ずや出てくるのが「原生林に近い形が一番」という誤解。
すべての森には歴史があり、その歴史は人類と供に紡いできた。
今回のツアーでも北大の吉田先生が言っていたように、人とあまりにも深く関っ
てきたために積極的に人の手を入れなければ自律できない森もあれば、なるべく
人が踏み入らない方が良い森もあり、事情はさまざまだ。
環境リレーションズ研究所では、森林保全・再生活動を「森林循環」と言ってい
る。森林を「点」としてではなく「面」で捉えて活動を進めてきたゆえんだ。
森林だけが善くなったってなにも変わらない。
荒廃している森林は「森さえ善くなれば」という視点で手を入れたなら、その森
はまたいずれ荒廃していく。
荒廃しないための仕掛けまでも織り込み、国レベル、いや地球レベルの財産を時
空を超えて上手く循環させるのが、PresentTreeのタスクだ。
だから、
1.はじめは「気の利いた贈り物」として目に付き参加し、
2.そこに「自分が関与する樹」が植わっているという愛着が沸き、
3.いずれその森全体に思いが至り、
4.森に行きたくなり当地を訪れ、
5.当地の人たちとも縁が生まれ、
6.当地の賑わいや経済的活性化にも寄与するようになり、
7.故に森も潤い続ける
という好循環を目指している。
=>ツアーにご参加いただいた皆様
環境問題への取り組みの第一歩は、なんといっても「興味」です。
PresentTreeの参加者約11万人は、その多くがPresentTreeをスタートしたこと
で、環境問題への興味を開眼させた人たちです。
その人たちが数々の矛盾の中で迷わぬよう、道しるべとなってくださればとても
嬉しいです。(^_^)
森林インストラクター合格しました!
10.25
森林再生を続けている身として、現場で培った知識や経験はあれども、本来の林
学ほどのものではないし、今のところ悲しいかな、林学専攻する時間も無い。。。
実績が伴ってきた現在はそれほどでもなくなったが、活動当初は林業の専門家た
ちからかなり馬鹿にされた。本当に「馬鹿じゃないか」となじられた事がある。(ーー;
林業が奮わぬエリアに、従来とは違う森の価値を見出し、そこに善意の資金を調
達してくるというごく単純なスキームなのだが、これで地元の林業従事者へ労務
費が払えるし、林業で生業を立ててきたエリアゆえ林業が廃れればエリアそのも
のが廃れるので、そこに不特定多数の市民の興味を集め、かつ定期的に視察ツアー
に入るという、ある意味当該地における地域活性の最適手法だと自負していた。
もちろん今もそうだ。
ところが、契約関係があいまいになるとかいって不特定多数の市民が関与するこ
とも気に入らなかったらしいし、善意の資金がどこに生かされているのか?を見
えるようにするために「一本ごとの管理」をするのが「信じられない」というこ
とだった。林業は「面積と材積で管理するもの」だからという。
でも、それが成り立たなくなったのだから、新たな仕組みを考えるのがビジネス
の正攻法でしょう?(^_^;)?
そんなこんなで、当団体一丸となりつつ孤軍奮闘しながら今がある。
現在、我々のPresentTree活動は、林業界からも支持者を獲得することができ、
熊本県球磨村組合、山梨県中央組合、宮崎県西諸地区組合、などの柔軟な理解あ
る地元森林組合たちが支えてくれている。(^_^)
そもそもの課題は沈静化しつつあるのだが、そうはいっても、やはり説得力ある
発言を心掛けねばならぬ立場だし、なにかよい発言の担保方法はないものかと、
森林インストラクターの資格をめざした。
昨年のお盆休み、産後初の夏休みだったこともあり、いつものように仕事オンリー
にはなり得なかったのを口実に、とりあえず一週間の養成講座を受けた。
その数週間後に試験があり受けたが、四科目中2科目しか合格しなかった。いく
ら下知識があってもやはり一週間の講座だけではダメなのだ。合格率二割を甘く
見た罰が当たった。
今年、残りの二科目をチャレンジした。漸く合格。
学校受験でもなんでも本番に強いといわれてきた私としては、悔しさ千万だった
のだが、お陰で分かったことがある。
初回受験時はとにかく講座の中身に忠実であろうとしまくった。即ち自身の回答
ではない。暗記物に近い上っ面な内容しか書けない。
今年は、講座の中身はほとんど忘れていたので、それよりも今までの森林再生活
動の体験に基づくことしか記述しなかった。それが功を奏していると確信してい
る。
多分、林学のエキスパートであるというだけでは森林インストラクターの試験は
簡単には受からないと思う。
確たる実績に基づいた中身のある回答を求められている。
よい資格試験だとつくづく感じた。
これから受験を検討している皆さん
現場経験を積んでください。それが何よりの合格への近道です!(^_^)v
表現力
10.14
先週、「ミナマタ エコツーリズム宣言」に参加してきた。前後の予定が詰まっ
ていたのですべては聞けなかったが、来賓には環境大臣以下そうそうたるメンバー
たちが集まり、皆気合の入ったプレゼンをしていた。
そんな中で、きらりと光っていたのが、
「アカテガニは普段は陸で生活しているが、大潮の夜、満潮の時間に合わせてメ
スが産卵のため海岸に来る。海と森がつながっていないと生きていけない生き物。
人間も本来そうだった。水俣は今でも海と森がつながっている。」
との水俣自然学校の紹介の際のフレーズ。刺さった。(^_^)
プレゼンターは水俣自然学校の小里さん。この人の表現力にはいつも感心させら
れる。
うちは、ことばの表現力を視覚で補完する。
森林再生事業の一環である、「環の箸」プロジェクトでは、書家の宇佐美志都さん
に揮毫いただいた。
彼女の文字の表現力もこれまた絶品。
先日も、彼女の書がCOP10名誉大使のMISIAさん経由で国連事務局に寄
贈されていた。
http://www.unmultimedia.org/tv/webcast/2010/09/press-conference-by-the-convention-on-biological-diversity-cbd.html
どんなに立派な講演などでも、一月経つと8割の人は忘れるという。主催する事
務局担当者ですら覚えていないとか。(^_^;)?
琴線に触れるべく表現力の切磋琢磨がプロジェクトの成否を左右する。
継続はパワーの源泉
09.21
小池元環境大臣からの要請で、9月7日~9日まで上海に行ってきた。
http://jp.expo2010.cn/a/20100909/000001.htm
7日といえば尖閣諸島付近での接触事故当日だったが、まだまったく現地は平和
で日本から中国に進出している元気な若手ベンチャーや、中国と日本のビジネス
マッチングを行う中国人等と情報交換してきたが、食を中心とした日本ブランド
への志向ぶりをたっぷり見聞きしてきた。
ところが、そんなことを露ほども感じさせない、連日の反日デモと日中関係行事
中止のニュース。日本の報道姿勢云々は抜きにして、共産主義の組織力を垣間見
るような映像が目につく。
上海市内は街並みがものすごく統一され美しい景観だった。20年前に上海を訪ね
たことのある同行者は、とても20年前からは想像できない美しさだという。
万博に向け、景観統一の阻害となるビルや家屋は容赦なく立ち退かされたと地元
の人たち。ここにも共産主義の力がものを言うらしい。
民主党代表選は菅さんの勝利で落ち着くことを祈念していた人が多かったと思う
が、ゼロから組閣しなおしたかのごとくメンバー総取り換えの内閣大改造。
見えざる力によって、計画的に日本の国力がどんどん削がれていくような錯覚に
陥る。
SFまがいな話はさておき、、、
継続こそがエネルギーの浪費を防ぎ、組織の持てるパワーを最大限に生かす最た
る近道。
「分断」はパワーダウンの最有力手法。何も国土だけではなく、政策の分断も当
てはまる。
古代ローマは、政治が分断し始めた時点から様々な勢力に付け込まれ始め滅びた
ことを思い出し、尖閣諸島問題に日本の組織力を憂う。
環境省も三役丸ごと変わってしまってがっかり!!!
上海を代表する景色。金融中心からの眺望。[/caption]
エコジャパンカップの意義
08.06
恒例の環境ビジネスウィメン・シンポジウムが終わった。04年から毎年テーマを
決めて年一回の大イベントとして開催してきたが、昨年は人的にも資金的にも余
裕がなく初の見送り。なので、今年は特に皆気合が入った。
今回は150名定員のところ倍の申し込みがあり、結局当日は170名以上に参加いた
だくことになった。ワインと簡単なフィンガーフードが出るとはいえ、みなさん
着座でずっと、ウィメン8名と小池百合子元環境大臣、斉藤鉄夫前大臣、小沢現
大臣、田島副大臣、大谷政務官、坂根経団連副会長とがスピーチやら提言やらし
続けるのを聞く一方の設計だったので、中座する人たちが結構いるのではないか
と危惧していたが、途中抜けの方はほとんど居られず、最後まで真剣に清聴戴け
た。
私としては、本業にかかわる市民のエコアクションのための政策マーケティング
みたいな個別提言をしたいところではあったが、これだけの人とパワーが結集す
る場はそうそうなかろうと、「ウィメンは提言だけでなく実働まで自ら漕ぎつけ
るアクティブな組織である」という実績紹介に近いプレゼンにした。
そもそも04年当初、当時の小池大臣から招集されたメンバーたちは、自らが環境
で起業し営む中で弊害・課題として体験してきたことをクリアすべくさまざまな
主張や提言を繰り広げた。
1.環境行政主管が小さく半端にばらけているからやりにくい、環境ビジネス支
援施策の効果が薄まる
2.環境ビジネスに期待や話題は集まりつつも、実のある投資や融資などは集ま
りにくい
3.環境だけにかかわらずシード、アーリーステージへの支援が皆無
4.女性起業家には屈辱的な慣習が未だに残っていた(父や夫の連帯保証)
、、、etc。
自分たちが苦労したこれらを少しでも払拭し、次世代にはなるべく余計な苦労は
させず本業にまい進できるようインフラを作っておかないと、環境ビジネスのマー
ケットは遅々として広がらないであろう、環境と経済の好循環には程遠かろう、
と仲間を増やしつつ6年かけていろいろ仕込んできた。
その一つがeco japan cup。
もとは、とあるNPOが05年に、愛知博のサテライトイベントでエコビジネスコン
テストをやるから手伝ってほしいと申し入れてきたものだったが、ただのエコビ
ジネスコンテストをやるのであればすでに出遅れておりやる意味がない。
06年からは、環境ビジネスウィメンとして正式に主催を引き受け、環境ビジネス
市場を底上げすべく仕掛けを盛り込んできた。
1.環境政策を行う全省庁が関与する
2.この土俵に乗っかったビジネス案件は多面的に評価される機会を持たせる
3.ミドル以降に偏りがちな支援をシード、アーリーへ振り向ける
4.環境事業に対する的確な評価軸を作り、育てる
などなど。たぶんここまで考え抜かれたエコビジネスコンテストは他には無い。
環境ビジネスウィメン発足当時に期待されたソリューションが徐々に充填されつ
つある。
また、エコジャパンカップを育てていくことは、当社のヴィジョン
===
圧倒的多数の「今、動いていない層」を引っ張り込める環境ビジネスを生み出
し続けること
===
ともしっかり被る。
なにしろ、エコビジネス業者を支援するのが当社の仕事なのだから、将来有望そ
うなエコビジネスがどんどん増えていってくれなければ当社の存続意義がなくな
る。(^^)ゞ
eco japan cup2010は今月末まで応募を受け付けている。
今年は、内閣府の企業コンペとしても重複して審査されるので応募者にとっては
二度美味しい代物。
是非ご応募を!
環境ビジネスウィメン、夏はイベント盛りだくさん!
07.22
猛暑が続く中、環境ビジネスウィメンは淡々と元気にイベント準備中。
ご興味ある方、ぜひご参加ください!
1.8月4日『未来につながる政策への提言シンポジウム』
発足から7年目を迎える環境政策シンクタンク「環境ビジネスウィメン」が、恒
例のシンポジウムを開催することになりました。今回は歴代の環境大臣が揃って
参加というパワフルな内容となっております。
詳細はこちら。
http://www.eco-japan-cup.com/info/data/80_1.pdf
2.7月27日『生物多様性ダイアログカフェ』
===
2010 年7月27日(火)10:30~16:00(開場 10:00)
場所:新宿御苑インフォメーションセンター
主催)環境ビジネスウィメン 協力:環境省
お申し込みは、サステナ茅(akikaya@sustena.org) までに、①お名前②メール
アドレス③所属先をご連絡いただけると幸いです。
開場 10 時00分
開始 10 時30分
1「日本は日本と世界の生 物多様性を守るため何ができるか」
1つ目の話し合い
10 時30分~11時00分(30分)
1つめの文章まとめ
11 時00分~11時30分(30分)
席替
2「遺伝資源へのアクセス と利益配分の公平性のため日本は何ができるか」
2つめの話し合い 11 時30分~12時00分(30分)
2つめのまとめ 12 時00分~12時30分(30分)
まとめの提出と1時間の昼食休憩(PC打ち込み/各 自自己紹介/歓談など)
総まとめ(1) 13 時30分~14時25分(55分)
休憩 14 時25分~14時30分(5分)
総まとめ(2) 14 時30分~15時30分(60分)
提言読み上げ 15 時30分~15時45分(15分)
閉会宣言 15 時45分~15時50分(5分)
===
水俣自然学校
07.16
水俣自然学校のイベント紹介です。
子供向けとのことですが、、、
先日の水俣出張以来、不知火海に魅せられている私としては、仕事サボって参加したいくらいです。(^^)ゞ
===
夏休み、小学3年生~中学3年生を対象にしたみなまたネイチャースクールは現在参加者を募集中です。
2010年 8月6日(金)〜 8月9日(月)
3泊4日 冒険付き!
自然の真ん中で過ごす、本物の夏休み
今年もネイチャースクールは水俣の海を思いっきり楽しみます。
シーカヤックで恋路島に渡り、海の幸でごちそうをつくる?!
シュノーケリングで海のお散歩!
恋路島に泊まってカヌーで探検!
http://minamatanatureschool.naturum.ne.jp/c20102233.html
水俣ブランド
07.04
環境ビジネスウィメン5人:水俣の女性事業家16人
で、座談会を開催するためだ。
私が環境ビジネスを始めたきっかけは大学時代のゼミ活動だが、そもそも環境系
のゼミが無いのにそれを自ら作ってまで学びたいと思うほどに育った環境問題へ
の興味の原点は、幼少期に母と見たMINAMATAをはじめとする公害問題のドキュメンタリーである。
にも拘らず、恥ずかしながら水俣の地を踏むのは今回が初めて。
初めて訪ねて分かったこと。
不知火海のとても美しいこと、水俣の女性がとても活力あること、食の安全に対
してとても気を使っていること、、、。
絵に描いたような魚付林とそれに因る良質な漁場は本当にとても綺麗で、いつか
絶対潜ってみたいと思わせる代物。
パティスリー、茶園、自然学校、、、さまざまな事業に取り組む女性たちは生ま
れも育ちも実はばらばらで、共通するのは、「今のMINAMATAの良さ」を客観的に
感じ取っている人たちが活力あるご当地でのプロジェクトを推進していること。
そして、さらに今回客観的に水俣を見聞きした私としては、「水俣産の食品」に
はほとんど食品添加物が入っていないことにとても感動。
みやげ物店や道の駅にあるジャムやドレッシング、ジュース、アイス、パン、土
産用菓子、、、は、食品添加物フリーなものの方が圧倒的に多い。最近では香料
の入っていないものを見つけるのが困難な紅茶も無添加はもちろん、「化学肥料
・農薬などを一歳使わずに」の小さな文字が奥ゆかしく躍る。
これがMINAMATAブランドなのだ、と直感。
ご本人たち、本当に本当に奥ゆかしくて、「水俣だから無添加にこだわりました」
のメッセージは小さなPOPで一箇所しか見つけられなかったが、水俣の歴史を知る
私にとってはもの凄い説得力。
陰徳は日本の美学だとは思うが、ぜひこの迫力あるブランドをもっと積極的に展
開してほしいと心から期待する。
マスメディアも、「被害者の水俣」というステレオタイプはそろそろ卒業し、こ
ういう「MINAMATA」を報道してほしいとつくづく願う。
環境起業塾in東京
06.25
先週からスタートした環境起業塾、来週7月3日はいよいよ東京での開催。
http://www.eco-japan-cup.com/kigyojuku/
先週土曜日には福岡で開催。大雨警報のため交通が乱れ、鹿児島方面からの参加
者が一部欠員となったが、おかげさまで満員御礼。好評裏に終了することができ
ました。
東京は会場キャパが広いので、ぜひこの機会にご参加ください。(^_^)